友チョコなんてまだしないと思っていた小学校低学年。
子どもがバレンタインデーの前日に、「〇〇ちゃんに手作りチョコあげるのー、作るよー」と突然言われ焦りました。
よく話しを聞いてみれば渡す友だちも複数人いるようで・・・。
「どうやって作るんだろー♪」などと言うマイペースな娘を連れてスーパーへ行きました。まだ低学年だし渡す人数分を考えたら溶かしたチョコを型に流し込んで固めるだけ、というのが最良だと思い買ったのは板チョコとマーブルチョコのみ。ほぼ家にあるもので作ることにしました。
そこで、型はお弁当に使うカップを使用しました。最近のお弁当カップはカラフルなかわいい物が多いので良かったと思いました。家に帰ってきて早速作業開始。板チョコを溶かすために細かくするのですが、娘には難しいようでした。卸し金だと時間がかかるし包丁は危ないし。
ここは私が包丁で細かく刻む事にしました。
細かくしたチョコレートを湯煎で溶かす作業は娘が担当です。「チョコが入ったボールにお湯を入れないようにね」と一言だけ注意して見守りました。なるべく子供が作った方が良いだろうと思い手出し口出しはしないことを心がけました。
娘が溶かしている間、私は「あ!?」と何度か言いそうになりましたがなんとか「加水チョコレート」にはならずに済みました。次は溶けたチョコを型へ流します。娘にスプーンを渡し「少しずつ入れようか」と提案。「分かった!」と受け取り作業を開始した娘から「ママ!型が崩れた!」なんと、チョコレートの重みでカップが外側へ広がってなんとも歪な形になり今にもカップから流れ出そうです。お弁当カップは使わない方がいいと思いました。
結局、使い捨て弁当カップをシリコン弁当カップの上に載せて使い形が崩れないようにしました。本当はシリコンカップで作って型取りのみして袋詰めしても良かったのですが、娘が「カップ有りが良い」と言うのでこの方法で作りました。後はチョコレートが固まる前にマーブルチョコを載せてデコレーション。ラッピングは適当な袋に入れてリボンを蝶々結びにして終了しました。
なるべく家にあるものを使おうとしたので固めるだけのチョコでも反省点が多かったかな、と思いました。シリコンカップを洗う手間が掛かってしまったので、カップは専用の物の方が良かったと思いました。
ラッピングも失敗でした。娘は六人分作ったのですが二人分透明袋で四人分半透明袋になってしまい平等に出来ませんでした。カップもラッピンググッズも100均で手に入るので出し惜しむべきではなかったなぁ、と反省。
良かったこともありました。終始、娘は楽しそうでした。卸し金で細かくしようとしたときには笑いながら「びっくりするくらい削れない、固い!恐い!」と言いつつ、溶かす時も歌いながらグルグル混ぜていましたし、マーブルチョコとトッピングする時は個数や色にこだわって考えながらのせていました。
袋詰めは「このチョコレートは〇〇ちゃんにしようかな?」と相手の事を思い浮かべながら・悩みながら選んでいました。ラッピングに関しては正直、私は「しょぼい」と思っていたのですが娘は「ピンクのリボン可愛い!」「本当に家にあるものでできた!」と喜んでくれました。
もちろん「ママ手伝ってくれてありがとう!」と感謝の言葉も貰いました。私も嬉しかったです。翌日、友だちに渡したら喜んでくれたようです。ただ、やはり袋の件は聞かれたようで「なんで四人分だけ半透明な袋なの?」と友達には疑問に感じたようでした。「ママが用意した袋だから」と娘は言ったそうです。なにはともあれ、娘にとっても私にとても楽しい友チョコ作りになったので良かったです。来年のチョコ作りも楽しみです。